西小倉から小倉までは門司港行きの普通に乗る。ロングシート型のボロだった。小倉から下関行きの普通がきた。久しぶりに乗るボックスシート。出発の直前に「ソニック」がきた。お別れをいいながら、関門トンネルへ。これこそまさに地獄行きだ。11時ごろに下関に着いた。
とうとう地獄だ。11時17分発の小串行きの気動車がきた。黄色い車両の2両編成のボックスシート。満員で出発。幡生で山陽本線と別れた。しばらくすると日本海が、きれいな海だ。いままでの九州の別れのつらさが吹き飛んだ。2線1面の島式ホームの小串に着き、乗り継ぎの長門市行きのワンマン1両編成に乗る。超満員!高校生が多い。満員のまま13時05分に長門市に着いた。
ここで1時間の空きがある。ここの待合室で昼飯をとる。14時05分発の益田行きの2両編成に乗る。かなりの乗客だ。山陰本線は、海岸線をよく走る。天気もよく波がなく景色は最高だった。益田に着いたのは16時を過ぎていた。
次に乗る快速「石見ライナー」米子行きが反対のホームにすでに停まっていた。キハ58系の急行型車両だ。座席がリニューアルになったボックスシートだ。半分くらいの乗車率だった。
浜田までは各駅に停車し、そこから快速となった。やはり快速になるとスピードが速かった。海がいつも見えていた。山陰はこんなにいい景色があったのだ。ただし、車両も良ければ最高なのだけど・・。
出雲市のあたりで日が暮れた。この時間となると、ラッシュ時のはずなのだが、あまり混雑しなかった。松江に着くと、ここでしばらく停車した。すると寝台電車の「サンライズ出雲」がきた。生で見られたので、おもわずカメラにおさめた。乗客がかなりいたようだった。個室なので詳しいことは分からなかったが。
そして、ここから普通になり、ガラガラとなった。安来から米子までの県境は駅間が長かった。でも意外だったのが、ずっと町並みが続いていたことだ。そして終点米子には、20時10分に到着した。4時間のキハ58系の旅は終わった。
とうとう旅の最終日。長かった旅も今日で終わる。かなり疲れもたまってきた。駅前の喫茶店で朝飯をとった。そのときに一本前の「鳥取ライナー」が出発していった。なんと車両はキハ181系の特急型だった。しまった!あれに乗りたかった。と後々後悔したのだった。
そして米子駅に行き、9時18分発の「快速とっとりライナー」に乗る。まずまずの乗車率。昨日の石見ライナーと同じキハ58系の車両だ。鳥取に10時54分到着した。
鳥取は高架の駅だ。11時21分発の浜坂行きの普通に乗る。山口県では黄色の気動車だが、ここは緑色の気動車のボックスシートだ。鳥取を出ると、都会の雰囲気がなくなり山となる。次の福部にはかなり時間がかかった。
そして、12時04分に浜坂に到着。すぐに、豊岡行きに乗り込む。余部大橋を渡る。すぐだったので、よくわからなかった。でも景色はよかった気がする。城崎の手前までは海が見えていた。終点の豊岡には13時39分に到着した。
ここで駅前のデパートの中に「すがきや」を発見した。ふたたび駅に戻り、14時38分発の京都行きの特急「きのさき」に乗る。自由席は長い列だ。幸い指定席をとっていたので、よかったが、指定席も満席に近かった。
やはり特急は速い。でも九州の特急に比べるとやはり見劣りする。乗り心地はよい事は無かった。でも、グリーン車は何か改造されていてけっこうきれいになっていた。スピードも普通に比べて速いので、和田山、福知山と早く着いてしまう。16時33分亀岡着。ここから電車でGO!の世界だ。じっくり観察したいが、新線に替わったため、景色が全く違っていた。16時51分京都着。再び京都にもどった。
ここから17時00分発の長浜行きの新快速に乗る。やはりラッシュだ。しかし、大きく入れ替わったため、なんとか席につけた。米原までは目をつむって通過した。17時53分米原着。すぐの117系の大垣行きは乗り継ぎ客が多いため満員。続く大垣からの列車はホームが違うため、大マラソン大会となった。うまく勝利し、席に着いた。そして311系で最後の旅をしめたのだった。